資格取得後の生涯学習

「臨床心理士名簿一覧」に登録された「臨床心理士」は、社会的な責任を負う高度専門職業人として、いよいよ専門業務に携わることになります。業務を遂行するにあたっては、まず第一に、臨床心理士としての「倫理綱領」をふまえて、専門家としての厳しい自覚のもとに歩みを始めなくてはなりません。また、つねに専門資質の維持向上に努めなければなりません。

この専門資質は、単なる人生経験や臨床実践経験の長さや量、熱意や情熱を超えて、生涯学習的な自己研修によって培いながら維持向上を図るところに専門性があるといえましょう。そのために、臨床心理士の専門性に立った恒常的な自己点検、評価システムとしての資格更新制度を導入しています。それは、個人的、主観的な思い込みや万能感などの身勝手で閉鎖的な臨床実践技能によるユーザーへの危険性を防止するためだけでなく、臨床心理士自身がユーザーからの影響によって陥る内面的な危険性を防止する意味もあります。

臨床心理士は5年毎に資格の再認定を受けるという「生涯学習」が求められているのです。